NOT A HOTEL X ファレル・ウィリアムス

今回は最近のニュースの中で私が気になったものを取り上げて紹介していく注目ニュースシリーズです。本記事で取り上げるのはファレル・ウィリアムスさんがNOT A HOTELのクリエイティブディレクターに就任したというニュースです。NACホルダーの私にとっては特報級のニュースなので、取り上げておきたいと思います。ニュースの概要から、NACへの影響について私が考えていることを書いてみましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
NOT A HOTEL X ファレル・ウィリアムス
ニュース概要
- NIGOさん、ファレル・ウィリアムスさんがNOT A HOTELのクリエイティブディレクター兼投資家に就任
- 2024年に発表したNIGOさんがクリエイティブディレクションを手がけるNOT A HOTEL TOKYO「THE NIGO HOUSE」の取り組みから発展したコラボレーション
- 今後ファレル・ウィリアムスさんは、日本国内および海外プロジェクトにおいてアドバイザーとして参画する予定
考察
まずはこのニュースを理解するために、NIGOさんとファレルさんがどのような人物か確認します。一言でいうと、二人とも世界のファッションや音楽、カルチャーシーンにおいて大きな影響力をもつ、超重要人物です。NIGOさんは世界中のストリートファッションシーンを席巻したファッションブランドのA BATHING APEを立ち上げた日本人です。他にもHUMAN MADEの立ち上げや、2021年からはKENZOのアーティスティックディレクターを務めています。ファレルさんは現在ルイ・ヴィトンのメンズクリエイティブディレクターを務める人物で、アーティストや音楽プロデューサーとしても有名です。これまでに世界で100億回以上の音楽ストリーミングを達成、グラミー賞も計13回受賞しています。代表曲は「Happy」で、日本人でも一度は耳にしたことがある大ヒット曲ですね。ちなみに二人の関係性は非常に深く、これまでにも数多くのコラボレーションを成功させてきた名コンビなんです。
続いてこの二人が今後NACにどんな影響を与えるか、個人的な見解を書いていきたいと思います。結論から言うと、この二人の参画により、NOT A HOTELのブランド価値や知名度が向上し、中長期的にNACの価格を押し上げていく可能性があります。ただしポイントは、”中長期的に”です。なぜこの部分を強調するかというと、二つの理由があります。
まず一つ目は足元のべスティング(ロックアップ解除)に伴うNACへの強力な短期的売り圧力です。NACはIEOで1000円で販売された2百万枚のうち、90%がロックアップされていました。2月1日から毎月15%ずつ解除されていく仕組みになっていて、2月1日に実施された初回の解除で、約1700円から最安850円まで急落、現在は1000円付近の推移になっています。短期のキャピタルゲインを狙う投機目的のIEO購入者が次々に売却し、価格が急落したのです。今後もロックアップ解除に伴って、価格が下落しやすい傾向が続くと思っています。初回で半分程度にまで落ちていますので、正直どこまで行くかは想像もできません・・・。
二つ目の理由は、NIGOさん・ファレルさんが手がけるプロジェクトをローンチするまでには、ある程度時間がかかるはずだからです。建築物はどうしても企画や建設のプロセスに時間を要するため、二人が今後関わるプロダクトについても、完成までに3-4年かかるような長期プロジェクトになるはずです。3-4年というと心が折れそうになりまが、半年~2年程度を目安とする中期において期待できる要素もあります。そこにはNOT A HOTEL特有のビジネスモデルが関わってきます。普通不動産の取引には、完成した建物が必要不可欠ですが、なんとNOT A HOTELは、建築前にCGで作られた建築プランの段階で、物件を発表・販売してしまうんです。そして驚くべきことに、直近二年間では物件の建築前完売率が100%、つまりすべての物件が建築前に完売しているのです。要するに、今後NIGOさん・ファレルさんが手がけるプロダクトに関しても、発表や販売開始までは私達が考えるよりもスピーディに進んでいく可能性もあるということです。そうなればNACの価格を中期的に支えてくれるような材料も、今後出てくる可能性はあるかもしれません。
最後に私の今後のNACとの付き合い方について触れておきたいと思います。ここまで書いた通り私はNACの今後の価格について、短期的には弱気、中長期的には伸び行くことを期待しています。以前別の記事でも書きましたが、私自身は最悪失っても惜しくないと思える金額でNACに投資をしており、この姿勢を崩すことは絶対にありません。いくら中長期的に見てポジティブな展望があっても、現時点ではNACはGMOコインでしか取引できない、超ハイボラティリティ/超低流動性のスーパーアドベンチャー銘柄です(そんな用語はありません笑)。そのため短期的に価格がどう動くかなんて誰にもわからず、絶対に自分のリスク許容度を超えるような投資をしてはいけません。足元のロック解除による激しい売り圧力にヒヤヒヤしていますが、私はNOT A HOTELの将来性を信じて、無理のない範囲で保有し続けいてくつもりです。
まとめ
ここまで、ファレルさんのNOT A HOTELクリエイティブディレクター就任というニュースについて書いてきました。直近の価格急落でパニック中の同志のNACホルダーの皆さんや、価格が下落して購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。なお、本記事は決してNACへの投資を推奨しているわけではありません。本文で書いたように私自身はNACを保有し続けますが、あくまで資産のごく一部の、ライフプランを決して後退させることのない金額です。投資はリスク許容度を超えない範囲で、自己責任のもとお願いします。
