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暗号資産

ビットコイン急落、何があった?

kiyosaly

2/25(火)ビットコイン価格が急落しました。トランプさん当選で急騰した11月からしばらくの間、92,000~105,000ドルのレンジを行ったり来たりしていたビットコイン。今回の急落相場で、2/27(木)には一時84,000ドルを割り込み、現在は86,000ドル付近を推移しています(以下のグラフはTradingViewから引用)。しばらくイケイケの仮想通貨市場から一転、今回の急落で先行きに不安を感じている方も多いかと思います。本記事では、まずビットコインの急落はなぜ起きたのかを解説します。続いて、この状況で私がどんな行動をとったのか書いていきたいと思いますので、ご参考にして頂けたら嬉しいです。

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ビットコイン急落の原因

今回のビットコイン急落の背景には主に以下3つの出来事(ニュース)があります。

Bybit(バイビット)ハッキング事件

一つ目は海外の大手仮想通貨取引所Bybitのハッキング事件です。Bybitは現物取引高で世界2位の仮想通貨取引所です。そのBybitに、22日未明ハッカーが不正アクセスをし、約14億ドル(約2,100億円)相当のイーサリアムなどを盗み出したのです。これまでにも取引所のハッキング被害は複数の例がありますが、今回は被害額が仮想通貨史上最大の金額となったため、投資家の間で大きなショックが広がり、ビットコインの価格も大きく下がりました。

複数の州でビットコイン準備金法案が否決

ハッキング事件でマーケットは一時ショックに見舞われましたが、世界の大手仮想通貨取引所が協力し、事態は収束に向かっていきました。しかしそんな時に流れてきたのが、アメリカの複数の州でビットコイン準備金法案が否決された、というニュースです。以下は、アメリカ各州のビットコイン準備金法案の進捗を示すマップで(Bitcoin Reserve Monitorから引用)、赤色の州で法案が否決されました。アメリカ政府による国家準備金法案への期待が遠のく中、州単位での準備金実現にマーケットの期待が寄せられていた中で、これらの動きが価格下落に拍車をかける形となりました。

③ アメリカの対カナダ・メキシコ関税は予定通り発動

①②と悪いニュースが続いたにも関わらず、ビットコインはレンジ内の95,000ドル付近でなんとか耐えていました。しかし、トランプ大統領が日本時間の25日未明に、対カナダ・メキシコ関税発動について「予定通りだ」と述べたことが決め手となり、ビットコインはノックアウト。価格が大きく下落し27日には84,000ドルを一時下回りました。そもそもこの対カナダ・メキシコ関税は、当初2月に発動される予定のものでしたが、直前になって1か月延期になることが発表されていたのです。この1か月の間に、トランプ大統領がカナダやメキシコに対応を迫っている、合成麻薬や不法移民の流入対策に両国が本腰を入れて動き出すことで、「もしかして関税発動されないんじゃない?」との楽観ムードもあった最中、ハッキングや準備金法案否決等のニュースとも重なり、ビットコイン価格の急落を招くこととなりました。更に、トランプ大統領はEUにも関税を課すと発言をしており、マーケットには更なる不透明感が広がっています。

私がとった行動

これらのニュースと、ビットコインの価格急落を受けて、私がとった行動はただ1つ。それは、ビットコインの買い増しです。長期的にビットコインの価格が伸びていくと考える私にとって、この急落はビットコインをお得に買うことのできるバーゲンセールでしかありません。現在も世界で最も裕福な金融一族といわれるロスチャイルド家のネイサン・ロスチャイルドは、「通りで血が流れている時が買い時だ」という言葉を残しました。暴落時でも恐怖に負けず投資を続けることで、市場が回復したときに大きな果実を得られるということです。

おいおい、正気・・・?なんでそんな強気なの?

まろんくん
まろんくん

私がこんな状況でもビットコインを買い続ける理由は、今回の下落はあくまでマクロ要因によるものであって、ビットコインの価値そのものに傷がついたわけではないから、です。例えば、量子コンピュータの技術にイノベーションが起き、ブロックチェーンの暗号を一瞬で解読できるようになった!なんてニュースが飛び込んできたら、私はビットコインを売るかもしれません。なぜならこのニュースはビットコインの根幹であるブロックチェーン技術の崩壊を意味するからです。しかし、今回の数々のニュースは、あくまで一時的にマーケットを冷やす程度の要素でしかありません。また、仮想通貨を取り巻く環境は、トランプ大統領就任前後でまるで別世界のように変貌しており、かつてないほどの追い風が吹いています。「アメリカを暗号資産の首都にする」こんな発言がアメリカ大統領から出るなんて、数年前なら考えられないことです。実際トランプ大統領は仮想通貨の利用を推進する大統領令に署名し、約6カ月以内に仮想通貨の規制の枠組みを見直すことを命じています。規制が見直されることで、今後仮想通貨が社会に浸透し、新たな需要が生まれていくはずです。このような大きな流れの中で、今回の数々のニュースによって、ビットコインの価格がトランプさん当選前の水準(70,000ドル付近)にまで落ちていくとは、私には思えないのです。万が一今後もマクロ要因で落ち続けこの水準を割り込むとするならば、それは売られすぎであり、私は更に買い増しを続けるのみです。

まとめ

以上、ビットコインの価格急落の原因と私のとった行動について書いてきました。毎回書くことですが、私は本記事において、ビットコインの投資を推奨しているわけではありません。投資において最も重要なことは、自分の許容できる範囲内で、適切なリスクを取りに行くことだと思っています。私は2032年までに資産1億円という少々無謀な目標を達成するために、ビットコインへの積極投資をしています。今は耐え時の仮想通貨市場ですが、いずれ私の目標達成の一助になってくると信じて、今後も投資を続けていきたいと思っています。

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ABOUT ME
きよさり
きよさり
会社員 / 駆け出しブロガー
経済的自由を目指す難病サラリーマンきよさりです!2032年までに資産1億円を目指しています。潰瘍性大腸炎という難病で、日々の活動や食生活に制限があります。いつ働けなくなるかわからない、そんな不安から経済的自由を目指すようになりました。仕事/お金/勉強などをテーマに書いていますので、ご参考になれば嬉しいです!
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