次の DEMO を見に行く
暗号資産

今注目の仮想通貨 XRPとは?

kiyosaly

本記事では、仮想通貨XRPについて書いていきたいと思います。トランプ政策によるインフレ再燃・景気後退懸念により、多くの仮想通貨は暴落に見舞われていますが、XRPは他の仮想通貨と比べそれほど価格が落ちていません。以下の画像は直近1週間のイーサリアムの対ビットコイン価格(上)とXRPの対ビットコイン価格(下)の推移をTradingViewから引用したものです。要するに、ビットコインと比べてイーサリアムとXRPのパフォーマンスがどうだったのかを示しています。イーサリアムのグラフは下がっている、つまりビットコインに負けている一方、XRPは上がっている、つまりビットコインよりも高いパフォーマンスを上げているということです。暴落中の最近の仮想通貨相場で、比較的高いパフォーマンスを発揮しているXRP、今回はその概要や今後の展望に関して書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

XRPとは?

XRP(エックスアールピー)は、アメリカの企業であるリップル社によって開発された仮想通貨であり、主に国際送金の分野で利用されることを目的としています。リップル社は、金融機関や決済サービスを提供する企業と連携して、従来の銀行システムに代わる新しい方法で、迅速かつ低コストな送金を実現することを目指して、XRPを開発しました。XRPには主に以下2つの特徴があります。

XRPの特徴

その① 超高速&低コストな送金処理

XRPは、そのトランザクション処理速度において他の多くの仮想通貨よりも優れています。ビットコインやイーサリアムは、送金が数分から数十分かかる場合がありますが、XRPの送金は数秒以内で完了します。また、XRPは送金手数料が他の仮想通貨に比べても非常に低いため、大きな金額の送金でも費用を抑えることができます。こういった高速性や低コストが大きなメリットとなり、XRPは実際に多くの銀行や金融機関で既に導入されています。例えば、リップル社はSBIホールディングスと提携しており、共同出資でSBI Ripple Asiaという合同企業を設立したり、グループ会社のSBIレミットがリップル社のサービスを利用して、国際送金事業の拡大を目指すことを発表しています。

その② 中央集権型と分散型のハイブリッドモデル

XRPのネットワークは、ビットコインのように完全に分散型ではなく、ある程度中央集権的な要素を持っています。リップル社が一部のノード(取引検証を行うサーバー)を管理しているため、分散型のビットコインなどよりも、ネットワークの安定性とスピードを確保することができます。これによって、企業向けの送金ソリューションとしては、高い信頼性を提供することができるのです。

このような特徴から、XRPはあらゆる仮想通貨のなかでもビジネスへの応用が最も進んでいるものの一つであり、実用性の高いユーティリティを備えた有望な銘柄なのです。

なるほど、XRPってすごいんだね!
でもさ、リップル社ってSECと裁判中なんだよね?
どうしてリップル社は訴えられてるの?

まろんくん
まろんくん

そう、XRPを語るうえで外せないのはSECとの戦いの歴史です・・・。これについては次の段落で解説します。

XRPとSECの戦いの歴史

2020年12月、SECはXRPが未登録の証券であるとし、リップル社に対して訴訟を起こしました(SECとは米国証券取引委員会のことで、投資家を守り市場の公平性と効率性を担保することを掲げて、米国の株式・公社債などの証券取引を管理・監督している機関のこと)。証券とは「投資家が将来の利益を期待して購入する金融商品」のことで、株式や債券などが該当します。企業が証券を発行して売却する場合、SECへの登録が必須なのですが、リップル社は仮想通貨であるXRPは証券と認識しておらず、登録をしていませんでした。要するに、この訴訟はSECとリップル社それぞれの仮想通貨に対する認識の相違から生まれたもので、XRPが証券なのかどうかが争点となっています。

なんか眠くなってきた・・。
早い話、仮想通貨投資をする人にとって、どんな影響があるの?

まろんくん
まろんくん

もしSECが勝訴すると(=XRPが証券と認定される)、XRPは米国内での取引が規制され、最悪の場合上場廃止や取引所での取引停止になる可能性があります。要するにジ・エンド、XRPは電子ゴミになるでしょう(笑)

逆にリップル社が勝った場合、XRPにとって唯一ともいえる致命的な悪材料がなくなるため、投資家からの資金流入や企業のビジネス活用が進み、価格を大きく押し上げていくことになると思います。

ちなみにこの裁判の行方はXRPホルダーだけの関心事ではありません。万が一SECが勝訴した場合、他の様々な仮想通貨に波及し、仮想通貨市場全体に非常にネガティブなインパクトを与えます。しかしこの裁判、実は近いうちにSECが訴えを取り下げるのではないか(=XRP勝利)と報道されており、これが暴落中の仮想通貨市場でのXRPの高いパフォーマンスの裏付けとなっているのです。

XRPの今後の展望

まず結論からいうと、私はXRPは中長期的に見て価格がまだまだ上がる可能性が高いと考えています。その理由は2つあります。

ます一つ目は、これまでXRPの価格上昇を妨げてきた最大の要素である、SECのリップル社への訴訟の終わりが見えているからです。先述した通り、最近SECのリップル社への訴訟取り下げが近いのではと、仮想通貨界隈では話題になっています。実際SECは、重度の仮想通貨アレルギーおじさんである前委員長のゲンスラーさんが退任して以降、コインベースなど仮想通貨関連企業への訴訟取り下げを相次いで実施しています。「ミームコインは証券じゃない」との発言もしておりり、リップル社への訴訟取り下げも時間の問題かなと、私は考えています。

そして二つ目は、伝統的な金融機関の国際送金システムがあまりにも不便だからです。私は以前外国に住んでいたことがありますが、外国の口座から日本の口座に現金を送るのには数千円の手数料がかかり、完了するまでに1週間弱もかかりました・・・。それはなぜかというと、異国間でお金をやり取りするには、実は以下の図が示すように裏でたくさんの金融機関が関わっているからです。ここにXRPの技術を用いることで、国際送金したい人たちをダイレクトにつなげることができるので、コストや利便性を飛躍的に改善することができるのです。この20年間でパスコン・スマホ・AIと、あらゆるイノベーションがあったのに全く進歩していない金融システム、風穴を開けるようなテクノロジーが登場した場合の伸びしろは、これまで遅れを取ってきた分大きいはずです。

まとめ

以上、XRPの概要と私の考える今後の展望について書いてきました。XRPへの注目度の高まりを見て、興味を持っている方も多いのではないかと思いますので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!このブログでは他にも仮想通貨や株に関する様々な記事を書いています。資産形成をしている人には必ず役に立つコンテンツが見つかると思いますので、是非他の記事も読んでみてください!

あわせて読みたい
XRP現物ETF ブラジルで承認
XRP現物ETF ブラジルで承認
スポンサーリンク
ABOUT ME
きよさり
きよさり
会社員 / 駆け出しブロガー
経済的自由を目指す難病サラリーマンきよさりです!2032年までに資産1億円を目指しています。潰瘍性大腸炎という難病で、日々の活動や食生活に制限があります。いつ働けなくなるかわからない、そんな不安から経済的自由を目指すようになりました。仕事/お金/勉強などをテーマに書いていますので、ご参考になれば嬉しいです!
記事URLをコピーしました