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株式投資

やっぱり最強、インデックス投資

kiyosaly

本記事ではインデックス投資について書いていきたいと思います。私自身は”2032年までに1億円”という少々無謀な目標を叶えるために、個別銘柄や仮想通貨などリスクの高い投資をしていますが、時間を味方につけて長期で資産運用ができる人にとっては、インデックス投資以上に確実で効率的な方法はないと思います。長期的に安定したリターンを得たい個人投資家にとっては参考になる記事だと思いますので、最後まで読んで頂けたらいただけたら嬉しいです。

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インデックス投資とは

インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)への連動をめざす投資手法です。代表的なインデックスといえばアメリカを代表する優良500銘柄で構成されるS&P500や、先進国23カ国と新興国24カ国の大型株と中型株で構成される通称オルカン(オール・カントリー・ワールド・インデックス)などがあります。これらのインデックスに連動するファンドに投資をすることで、資産の少ない個人投資家でも、広く分散されたポートフォリオを持つことができます。S&P500であれば米国経済、オルカンであれば世界経済が成長を続ける限り、それに連動して利益を得ることができるという訳です。私はS&P500に投資しており、近年は絶好調の米国経済の恩恵を受けて、大きな含み益が出ています。

S&P500か、でもアメリカ経済が今後も順調だとは限らなくない?
アメリカが大不況になったらどうすんの・・・?

まろんくん
まろんくん

確かに今のアメリカ経済には過熱感があり、今後大きな調整が訪れるのではないかと、私自身も考えています。しかし、アメリカではこれまでにも、ドットコムバブルやリーマンショック、コロナショックなど、市場が大きな暴落に見舞われることはありましたが、時間をかけて力強く回復しています。暴落時はバーゲンセールだと思いコツコツ積立を続けていくことで、回復時に大きく利益を得ることができるのです。もちろん将来のことは誰にも分りません。もしかしたら、この先アメリカ経済が簡単には回復できない壊滅的なダメージを受けて、長期的な不況に入るかもしれません。でもそんな状況では、現代の日本人が投資している株や債券の大部分は同等かそれ以上の損失を被ることになるはずです(オルカンだって構成銘柄の約半分はアメリカです)。さすがにそのような世紀の大惨事まで恐れていては身動きが取れなくなってしまいますので、あくまで自分のリスク許容度の範囲内で、適切なリスクを取っていくことが大切だと思います。

過小評価されがちなインデックス投資の威力

インデックス投資というと、地道でつまらないイメージを持つ人がいるかもしれません。毎月コツコツ投資しても、すぐにリターンが生まれるわけではないので、特に始めて間もないころはモチベーションを維持するのも難しいと思います。しかし、インデックス投資の威力は資金が増えるにつれて加速度的に増していきます。以下のグラフは、100万円の元金+毎月3万円の積立投資を、30年間年利回り5%で行った場合の資産の推移です。初めは貯蓄(薄いブルー)が資産の大半を占めますが、時が経つにつれて投資収益(濃いブルー)がぐんぐん伸びていくのがよくわかります。30年後の資産はというと、貯蓄11.4百万円に対して、投資収益が16.2百万円、総額なんと27.7百万円になります。これだけで老後2000万円問題は楽々解決です。実際には年齢が上がるにつれて収入も増え、貯蓄に回せる金額も増えるので、より大きく資産を成長させることが可能だと思います。

すごい!確かに侮れないね!
でもさ、年利回り5%ってちょっと楽観的すぎるんじゃない?

まろんくん
まろんくん

年利回り5%は現実的な利回りです。アメリカのデータサイエンティストであるニック・マジュ―リさんの著書「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」に面白いデータがあります。1900年以降にS&P500に投資した場合の30年後の年率リターンについて示したデータです。以下のグラフは1900年・1930年・1960年・1990年のそれぞれから30年間投資した場合にあげられる年間の実質リターンを表しています。いずれの4期間も、5.0-7.4%の利益を上げることができているというのです。このデータからも、年利回り5%が決して現実離れした数字ではないことがよくわかると思います。

ちなみに、本の中では投資する年数を10年・20年と短くした場合のシミュレーションも書かれています。投資する年数が短くなるほど、投資期間によってリターンの差が大きくなることが示されており、インデックス投資は辛抱強く長期で行うことが大事であることをよく表しているデータだと思います。「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」では、他にもたくさんの興味深いデータが紹介されています。貯蓄と投資どちらを重視すべきか、まとまった資金がある場合即一括投資と分散投資どちらにすべきか、”下落回避戦略”vs”バイアンドホールド”・・・などなど。個人投資家が抱きがちな疑問に対して、データでズバリと答えているので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。お金に関する本をたくさん読んできた私の中でも特におすすめの一冊です。


まとめ

このように、時間をかけることができる人にとって、インデックス投資以上に確実な投資方法は現代にないと思います。かくいう私も、個別株や仮想通貨でリスクを取りに行く一方で、最低限の老後資金だけはNISAでS&P500に積立投資しています。私のように短期のリターンも狙いたいという人は、目的に応じて投資先を分けてみるのも手かもしれません。あくまでも自分のライフプランやリスク許容度に応じて個々人が各々の責任において判断すべきことですが、インデックス投資の威力は決して過小評価してはいけない、ということだけは改めて強調しておきたいと思います。

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きよさり
きよさり
会社員 / 駆け出しブロガー
経済的自由を目指す難病サラリーマンきよさりです!2032年までに資産1億円を目指しています。潰瘍性大腸炎という難病で、日々の活動や食生活に制限があります。いつ働けなくなるかわからない、そんな不安から経済的自由を目指すようになりました。仕事/お金/勉強などをテーマに書いていますので、ご参考になれば嬉しいです!
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