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必ず押さえておくべき3つの経済指標

kiyosaly

本記事では、大人気経済ジャーナリスト後藤達也さんの著書「転換の時代を生き抜く 投資の教科書」を参考に、本の中でも取り上げられている3つの重要な経済指標について解説していきたいとます。この記事を読むことで、これらの経済指標が意味することや、株や仮想通貨の価格への影響を理解することができるようになりますので、是非最後までお付き合いください。

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米雇用統計

米雇用統計は、アメリカの労働市場の健康状態を示すデータです。中でも、毎月発表される「非農業部門雇用者数」が特に注目されています。この数字は、農業分野を除くアメリカのすべての企業がどれだけ新しい従業員を雇ったかを示しています。雇用が増えていれば、経済が元気だというサインになりますし、逆に雇用が減っていれば、経済に何か問題があることを示唆しています。

なぜ大事?

雇用統計は、経済の状態を理解するための大事な手がかりだからです。雇用者数が増えていれば、人々がよりお金を稼いで消費が増えるので、企業の業績拡大が期待されます。また、雇用統計の結果が良く経済が順調だとみなされる場合、投資家はより積極的にリスクを取って資産を増やそうとします。その結果、株や仮想通貨などのリスク資産と呼ばれる金融資産へお金が流れ込み、価格を押し上げる要因となるのです。逆に雇用が減少していると、経済が停滞しているとみなされ、投資家はリスクを嫌い株や仮想通貨などのリスク資産から、より安全な債権や金などの資産にお金が流出し、価格が下落することになります。

いつ・どこで発表される?

米雇用統計は毎月最初の金曜日に、アメリカの労働省(U.S. Bureau of Labor Statistics)の公式サイトで発表されます。ただし英語が苦手という方も多いと思いますので、日経新聞や金融系インフルエンサー(後藤達也さん など)のXアカウントをフォローしておくことをお勧めします。非常に注目度の高い指標であるため、必ずと言っていいほど取り上げられていますので、フォローしておけば簡単に情報を得られますし、その方の考察も参考にすることができます。もちろん私のXアカウントでも毎月速報していますので、是非ご活用ください!

米CPI(消費者物価指数)

CPI(消費者物価指数)は、アメリカの物価の動きを示す指標で、いわば「物価の温度計」です。これが上がるとインフレが進んでいる、つまりモノやサービスの価格が上がっているうことを意味します。逆にCPIが下がると、物価が安定しているか、下がっていることを意味します。

なぜ大事?

インフレは、経済全体に大きな影響を与えます。例えば、物の値段が急に上がると、消費者は必要なものしか買わなくなりますし、企業も原材料費の増加で利益が圧迫されることになります。加えて、過度な物価上昇が生じると、FRB(アメリカの中央銀行のこと)はこれを抑制するために利上げを行い、政策金利を引き上げます。金利が上がると何が起こるかというと、企業や個人がお金を借りにくくなり、企業であれば設備投資、個人であれば車や住宅の購入などの大きな買い物を控えるようになるため、消費が減退し物価の上昇に歯止めがかかるのです。しかし利上げには重大な副作用があり、企業の設備投資や個人消費を抑制することは、当然企業の業績悪化を招くため、株や仮想通貨の価格へネガティブな影響を与えます。最近トランプ大統領の関税政策で株や仮想通貨の価格が乱高下しているのは、まさにこの説明が当てはまる好例で、関税が上がり物価が上昇すると、FRBが利上げに踏み切ることになり、経済が停滞すると多くの投資家が予想しているからなのです。ちなみに、FRBは物価上昇率の目標を2%と定めており、CPIを見るときの一つの基準になりますので、覚えておくと良いと思います。

いつ・どこで発表される?

CPIは毎月中旬(通常15日頃)に発表されます。こちらも米雇用統計と同様にアメリカの労働省(U.S. Bureau of Labor Statistics)の公式サイトで発表されますが、日経新聞や金融系インフルエンサーのXアカウントをフォローしておけば手軽に情報を得られると思います。

米ISM製造業景気指数

ISM製造業景気指数(ISM Manufacturing PMI)は、アメリカの製造業の元気度を示す指標です。この指数は、アメリカの製造業の企業に対して行う調査を基に、景気の良し悪しを予測します。製造業が順調であれば、経済全体も元気だと言えるため、特に注目される指標のひとつです。

なぜ大事?

製造業はアメリカ経済の重要な部分を占めており、その動向を知ることで、経済全体がどうなるかを予測することができます。ISM製造業景気指数が高ければ、製造業が活発で、企業の業績が良くなることが期待されます。つまり、株式市場が上向きになる可能性が高いです。また、経済の好調さが示唆されることで、投資家はより積極的にリスクを取り、株だけでなく仮想通貨など、よりハイリスクな金融資産にもお金が流れることになります。逆にこの指数が低いと、製造業が元気を失っている可能性があり、株や仮想通貨の価格にネガティブな影響を与えます。

いつ・どこで発表される?

ISM製造業景気指数は、毎月最初の営業日に発表されます(例えば来月は4/1に発表される予定)。アメリカのISM(Institute for Supply Management)の公式ウェブサイトで確認できますが、こちらも米雇用統計やCPIと同様にインフルエンサーの投稿をXでチェックするのが最も簡単だと思います。

まとめ

これらの経済指標を理解しておくことは、投資家にとって非常に重要です。市場は常に変動しているので、これらの指標がどのように株や仮想通貨に影響を与えるかを把握しておけば、投資判断にとても役立ちます。私のXアカウントでも、これらの指標は速報していますので、是非フォローしてお役立てください!

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きよさり
きよさり
会社員 / 駆け出しブロガー
経済的自由を目指す難病サラリーマンきよさりです!2032年までに資産1億円を目指しています。潰瘍性大腸炎という難病で、日々の活動や食生活に制限があります。いつ働けなくなるかわからない、そんな不安から経済的自由を目指すようになりました。仕事/お金/勉強などをテーマに書いていますので、ご参考になれば嬉しいです!
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